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諦めの向こうに・・・。

婚活アドバイザーになって、何が嬉しいかと言えば成婚報告を受けることでしょうか?


その方の幸せそうな旅路の始まりを見るのは、何度みてもよいものです。


彼女の名前はM子さん。


お相手の男性は、公務員の方です。



婚活を始めた頃のA子さんの条件は、初婚、顔はジャニーズ系イケメン、身長は175cm、学歴は大学卒業以上、年収も750万円以上というものでした。


この条件は、婚活ではかなりの難題です。


そんな条件の男性なら、まわりの女性が放置する可能性が少ないからです。



それでも、たまにいるかも知れない男性探しを彼女は始めました。


入会して2週間目には、彼女からの電話が始まりました。


まったく自分が会いたいと思える男性がいない、お申込みしてくる男性が嫌なタイプだと愚痴ってきたのです。



彼女の当初のプロフィール写真は、フォトスタジオで撮影されたとはいえ、ヘアスタイルもメイクも自分流といいう感じでした。


彼女曰く、「嘘の自分は見せたくない」というのが持論でした。


しかし、私は「ヘアスタイルやメイクを変えても、中身は貴女に違いない」と説得しました。



結果、出来上がってきた写真は素晴らしい出来でした。


当然、彼女へのお申込みは劇的に増えました。



それからの彼女は、お見合いを重ねましたが誰一人として、ご縁がつながりませんでした。



原因は彼女自身にありました。


彼女はお見合い相手の誰にも親切で、常識があるのだと自負していました。



特にバレンタインデーが近づくと、彼女のお申込みは増えました。


後で聞いたのですが、その度に1度しか会っていない男性にプレゼントのチョコレートを渡していたそうです。


彼女が婚活を始めた1年半後、2回目のバレンタインデーを過ぎた半年後に彼女は婚活を辞めたいといいだしたのです。


そう、いわゆる婚活疲れです。



私は休会をすすめました。


婚活を再開した彼女は、もう何も言わない女性となりました。


彼女曰く、「もう誰を見ても、恋愛モードにならない自分がいるんです。でも、寂しいから婚活するけれど・・・。」



そんな彼女は、言葉通りに一度お見合いをすると「お断り」をしてきました。


それが続けば、もうお見合いをしないという形となり、また始めるという繰り返しでした。



そうこうするうちに、お見合いで彼女が「お断り」をだした男性の中に、お申込みをした人物がいました。



彼女の希望とは、あてはまらない男性ですから彼女が「お断り」をだすのは時間の問題でした。


しかし、この男性が頑張ったせいか、不思議と彼女からの「お断り」はありませんでした。



それから2年後、彼女から成婚報告がきました。


学歴と年収以外は、彼女の条件ではない男性でした。


そんなカップルの後ろ姿が消えるまで私は見ていました。



一旦、結婚を諦めた女性の成婚物語が完結したのでした。