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嫌がらせの連鎖



いったい、これで何度目だろうか。
最初にお婆さんが住んでいた家は、ボヤばかりが起きた。
屋根の修理をしたらしいが、あろうことか私の家の屋根を、お婆さんが雇った大工が壊して逃げた。
気付いた頃には、その職人が消え、お婆さんは家から出ることなく、何度か訪ねたが応答がなかった。
何度目かに行っても鍵がかかっており、そうこうしている間に、私の母の容態が悪化し、病院から呼び出しが度々あり、
それどころではなくなっていた。


その間、屋根を修理しなければならず・・・。
近所だから・・・と思ったが、結局弁償するという話にもならず、お婆さんは入院したらしい。
どこに入院したのかもわからなくなった。


それから数年後、いきなりやってきた女性が、「wi-fiのパスワードを見せて!」と言ってきた。
当時、どこの誰ともわからなかった女性の話を聞くと、どうやらお婆さんの家の娘のようだった。
2回目にやってきたその女性は、また同じことを言ってきた。
私が断ると、「なんでパスワードが見せられへんのや?これやから日本人はあかんのや!うちの主人も息子もそう言うている!主人は遠方にいるんやから、連絡が必要なんや!はよ、パスワードをだしてや!メールは見えるけど、見ないからさ~」と言ってきた。


当時は今ほどインターネットの普及率は高くない。
やっとwi-fiが普及しだしてきて、有線コードが要らなくなりつつあった。


何処から見ても日本人なのに・・・というか、お婆さんの娘なら、両親とも日本人なのに?


私の家に来ては、1時間半、2時間半とパスワードを見せろというと、どれだけ周辺の無料wi-fiを使っても、15分したら途切れ、1日4回しか使えない、それよりも無料wi-fiを利用するには、その場所に行かなければならないから不便だと愚痴ってくる。
なによりも、遠方にいる夫と話ができないんだ、という。
インターネットを引けばいいことだから、その話をしに、私の家までくるのはやめてくれないか?!と言っても、またやってくる。
そして、私が何度も断るという、繰り返し。


お婆さんがいた家には、年に少ししかいないから、私のインターネットを無償でわけるのは当たり前だとばかり、何度もいってくる。


それでも近所に、その女性がいるならば、一人で暮らしているところしか見ないから、時には挨拶文がつくれないと言えば、私のPCで文章を作成して、faxでもいけるようにプリントアウトして渡したこともある。
「あんたみたいに速くタイピングができない!」と用紙を女性に渡した途端、そう言われてしまった。
せめて、お礼の言葉ぐらいは・・・と思った私はバカだったと思った。


しまいに、道路で歩いていても前をふさぐように、同じ話をして、私が困っていてもかまわずにするので、さすがにあきれたを飛び越えて気分が悪くなった。


そんな翌日、その女性と家の前であっても、私の気分は落ち込むばかり。
サッサと家に入った。
しばらくすると、女性は私が家にやってきて、ドアを叩き出したのだ。
「近所やのに、私を無視するな!」っと。


結局、最後はwi-fi
パスワードを貸せ!貸したって悪用しない。女性の知人たちに、私のパスワードを見せるだけだと・・・。


その時に、私はおもいっきり女性に怒った。
ずっと、一人で使いたいと言っていた女性だが、嘘だった。
パスワードの話も何回も聞きたくないと私がいい、その女性も2回ほど言わないと約束させてもダメだった。
もう、まったく話が通じてない。


本当だ・・・その女性は、日本語を理解しない、宇宙人なんだ・・・。
会話するのが不可能だった。
その女性がきても、無視することにするし、無理に私の家に入る口実をしないように気をつけなければ・・・。











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