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仮名の女5

空がよどんだかのような曇りの日のことです。


先日に私が仮名の女性に貸したお金を返しにきました。
彼女はいつも財布に1千円しかないそうで、先日はいつものような財布の状況だったから、お金を補充しなければならなかったのに忘れてしまったと、そばにいた私にお金を貸して欲しいと懇願されたのです。


日頃からお金がないという彼女のこと・・・、もしお金を返してもらえなければ・・・と思いましたが、実際に彼女が困っているというなら多額のお金ではなかったので貸したのでした。


私が思った以上に早めにお金を返しにきたので、意外に律儀な女性かも知れないと思いました。
彼女とはひと月か二月に一度会うという状況でした。
この日の彼女は上機嫌でした。


「ねえ、聞いて!このあいだ友人からもらったチケットが思った以上の値段で金券ショップで売れたのよ!やっぱり、何軒もショップを回っただけのことがあるわ。うれしい~。」と彼女は一人で盛り上がっていました。


正直言えば、私は興味がありませんでした。
働いて得た収入でチケットを購入するのが常の私には、世界が違いすぎました。


思った以上の収入があったせいか彼女は旅行に行きたいといい、私に一緒に行かないか?と誘ってきました。
彼女との旅行は日帰りでも嫌だと私は思いました。


どこかの主催する会で、ハイキングの話を彼女から聞いていたからです。


普通のハイキングコース、コースのあいまにお風呂タイムがあるというものでした。
歩いて汗をかくであろう参加者に、休憩したところにお風呂があり、そこで汗を洗い流すというのなら、しっかりとした良い内容だと思いました。


お風呂タイムが30分と聞いた私は、ただ彼女が話す内容を聞き流していました。


すると・・・、
「ねえ、私の話を聞いているの?30分よ。30分!お風呂って1時間は絶対必要じゃない⁈お風呂入って、髪を洗って、髪を乾かして・・・。
なのに、ここの主催の会っておかしいわよ。たった30分しかないのよ!!信じられない・・・!」


私はあきれてしまいました。
その日のお風呂を外出先のハイキングの行程でまかなうつもりだったのか・・・と。
この行程のお風呂タイムは、あくまでも休憩がてらの汗をとってもらう程度のものなのに・・・、私は彼女のほうがおかしいといいました。


「そんなら、断るわ!」
そういう彼女ですが、彼女自身が主催者に無理やり参加をしたというものなので、私には関係ないとスルーしたのでした。
食べ物に興味もなく、行程や値段にうるさい彼女と行動しても楽しいはずがないと、私は確信したときでした。


彼女の意見に賛同しない私にイラついたのか、彼女は「もう、帰る!」といいました。
彼女がお気に入りのコーヒーの値段が安い喫茶店。


そこから帰った私は、夕方からの食事の用意をしたのですが・・・。


突然、彼女から電話がきて「たすけて!」というのです。
なにごとかと思えば、彼女が身分証明書を忘れてしまったとのことで、1万円以上するチケットの販売ができないから助けてくれというのです。
来週にすればいいという私に彼女は、「今日、売らないと換金できないのよ!!お願い!」としつこく彼女が懇願するので、仕方なく彼女のいう場所まででかけました。


彼女が指定した場所に行くと、彼女が「これ、お願い!」とたくさんのチケットを私に渡しました。
私は人生で初めてとなる、チケットの換金をしたのですが、どう表現したらいいのでしょうか?
とても情けない、悲しい・・という想いが抱いたのを憶えています。


換金したお金を待ちかねたように待っていた彼女は「ありがとうね!!」といって、風のように消えました。


その日の夜、彼女は私に連絡してきました。
感謝するという内容だったと思いますが、私は彼女という人物に物凄く不信感を抱いていました。


『もう二度とこんなまねを私にたのまないで・・・というようり、こんなにチケットを換金するなんておかしい!友人が情でくれる範囲じゃないよね?なんか、悪いことしていない⁈ちゃんと言わなきゃ、出るとこ出るわよ。今回は私の身分証明書が使わされているんだから、当たり前でしょう⁈』と私は仮名の女性にいいました。


こんなに他人に対して、私が詰問することはありません。
けれど、犯罪がらみを助けたなら話が違うと私は思ったからです。