保険
平日でお見合いが無い日は、それでも退屈だとはいえない。
次の日程調整の交渉etc.
今日は生命保険の担当者が訪ねてきた。
古い保険だから、替えないかという言葉に熱を感じない。
もう長い付き合いになってしまった。
私が保険の内容を変えない人だということを彼女は熟知している。
それでも、会社側の手前プランをたてたのを私に見せてくれる。
もう時が過ぎていった。
彼女は去年に大病をしたそうだ。
私は思う。
両親は、保険に入っていたけれど・・・保険金をもらったことがない。
父は「どうせ、長生きするから・・・。」と保険を解約してしまった。
母は、もはや昔の保険なので保障年齢を超えて、満期のお金となった。
このお金、後に長い入院生活のほんの一部となってしまった。
という事で、私は両親の世話をしたけれど手元にお金を持ったことがないという状態だ。
けれど、母の愛情はたっぷりともらったから不満はない。
もう老後といえる年齢かも。
前期高齢者ではないけれど・・・。
そんなのアッという間なんだろうな・・・。
哀しいこと、辛いこと、いっぱいあったけれど・・・。
今は普通に暮らせている。
不安がないと言えば嘘になるけれど・・・。
今日は
町内の商店に出入りしている商家の男性から挨拶された。
少し前なら、お互い知らんぷりだった。
仲の良し悪しではない。
なんせ彼は多忙な人だから、常に神経をとがらせていた。
今はコロナなので、ゆるやかに仕事をしているせいか穏やかに私に話しかけてくる。
いろいろと世の中は変わる。
「引退」
その言葉が私に近づいていく。
せめて今の会員さんの笑顔を見るまではと思うのだけれども・・・。
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