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仮名の女4

「ちょっと話があるんだけれど・・・、今日会えるかな?」
珍しく、おとなしい口調で彼女が私に誘いの電話をしてきました。


この日は土曜日ということもあり、昼ならかまわないと私は彼女に返答しました。
待ち合わせ場所は、私の近くの某ビルの入口前としました。


喫茶室が隣にありましたが、どうせ彼女のことだからメニューの値段が高いといって喫茶室に入ろうとはしないでしょうし、私もこの日は予定があるので用事が終われば帰るつもりで彼女に会うことにしました。


彼女はもったいぶったように、なかなか話を切り出そうとはしませんでした。
私は彼女に今日は時間がないといってあったので、言いよどんでいる彼女を後ろに帰ろうとしました。


そんな私を彼女は呼び止めて、自分の要件を話し出したのです。
「これ・・・、どうかなあ?このパーティー、とっても良い人達がくると思わない?」と私にいうのです。


彼女が手にしていたのは、無料で配られているフリーペーパーでした。
フリーペーパーなんて、彼女らしいと私は思いました。


「ここ、対象年齢も高いから・・・、私でもいけそうだと思ったんだけれど、どう思う?」
そんなことは、一人で考えればいいことでしょう?と私がいうと・・・。


「あなただって、他所での婚活パーティーをたまには見てもいいんじゃない?」
と彼女は私に無茶ぶりしてきました。


仮名の女性は私よりも5歳以上年上でしたから、婚活は難儀だったと思います。
でも、私が彼女と一緒にいく意味がわかりませんでした。


彼女が持ってきたフリーペーパーの紙面の記事を読んで、私は驚きました。
物凄く高価な婚活パーティーで、ホテルの宴会場を貸し切って開催されるというものでした。


シロクロの写真付きの記事でしたが・・・、
よく見れば、女性が殆どでホテルマンが隣で膝をついているのか?という姿勢で写真が撮られていました。
会費が高額だからこそ金持ちの男性が来るはずだという彼女に、私はあきれていました。


胃が小さく、お金がないといっている生活をしている、しかも今や独り暮らしの彼女なら、高額なパーティー代金で食費代だけなら1か月分が捻出できるはずです。


日頃の彼女の言動とは、まったく違う彼女に私は違和感を感じたのでした。