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勘違いの人

これは私が実際に経験したある人物と私との話です。


「婚活」という言葉があたりまえのように使われだした頃、私はようやく遅い婚活を始めていました。


「理想の男性は?」
「どんな人がいいの?」


すべての質問の答えは「異性(男性)」「人間」という言葉しか思い浮かびませんでした。
それほど婚活を自分がするはずもなく、一生独りだと思い込んでいました。


それが病弱な母をもった私の運命だとさえも思っていました。
しかし、その反面にはある日突然に私のことを注目してくれる人が現れないかと淡い期待さえもありました。


けれど、月日が経つにつれて「男性」で「人間」であればよいと思うようになりました。
ペットだと、その子の面倒をみてあげなければいけません。
その頃の私には、そんな心のゆとりさえありませんでした。


勇気を振り絞って高額な会費を支払って、大手のA結婚相談所に入会しましたが私と年齢のあう人がほどんどいないというのが印象でした。
次に、もう一社やはり大手のB結婚相談所に入会しました。


A社での婚活はとても困難なものでした。
申し込んでもだめ、申し込まれることは殆どないという状態でした。
後にわかるのですが、私が対象と思える男性会員の数が圧倒的になかったということが数年後に判明するのですが、この時はわからず自分の女子力のなさを責めていました。


ただA社では有難いことにアドバイザーの女性がとても良い方でしたので、ずいぶん精神的に救われました。
とはいえ、婚活はいくら待ってもすすむはずがなく月日が流れるばかりだと思い、A社を在籍したままB社に入会しました。


正直にいえば、経済的な負担は結構ありました。
でも、そんなことよりも「孤独」に悩まされていた私は他にあてる費用を削り、婚活に費用をつぎ込むことにしました。


婚活はご存知のようにお見合いだけではありません。
進まない婚活を待つだけでは、どんどん自分が嫌になるだけでした。


A社、B社の婚活パーティーはかさならない限り、ほとんど参加していました。


大手の結婚相談所のパーティーでは、入会したての女性はあっさりと参加できていました。


B社で初めてお見合いくめたのですが、相手の都合のせいでどんどん会う日が遅れていました。
ついにB社主催のパーティー当日に会うことになってしまったお見合い相手は、2時間以上たっても喫茶店からでようともせず私は困り果てました。


B社のアドバイザーに「パーティー参加」の意思をしていたので、これほど時間を気にしない男性に困り果てていました。


ようやく帰ることになっても、男性はお茶代を支払うそぶりはありませんでした。
一流企業に勤務し、そこそこの収入もあるはずの男性の横顔を私はにらみつけながら、私は一人で喫茶店の会計に向かいました。


支払いの最中に後ろから気配がしたので、振り向くとそっと見合い相手が1千円をデスクに差し出したので、私は「あなたは1400円のお茶代ですから、400円足りませんよ!」と相手にいいました。


足りないお金を私が請求するとは思わなかったのでしょうが、見合い相手はゆっくりと自分の財布から小銭をだしていました。


会計が終わると、私たちは言葉もかわさず横断歩道の信号を待っていました。
ふと、左側をみると地下鉄の入口がありました。


今からでは、大阪のパーティーには間に合いません。
しかし・・・、行くといった以上は行くべきだという感情がわいた私は、そのまま地下鉄の入口に降りる事にしました。


お見合い相手は、私がそばにいてもまるで知らない人といった態度です。
こんな男性しか、独身者がいないのかという想いがありましたが、間に合わなくてもいいから大阪に行くことに決めました。


結果は、パーティーが終わる5分前に到着しました。
電車とタクシーを駆使したおかげで、パーティー費用よりも高くつきましたが、どうしても初めてのパーティーを体験したいという想いが大きかったのです。


やっとパーティー会場についても、誰一人として会話ができなかったことに、私は落胆していました。
しかし、その中の男性2人がそんな私をみて、一緒にお茶しようといってくれました。


けれど、そのあとがいけませんでした。
彼らは私にお茶を御馳走してあげようと思ってくれたようですが、一流ホテルのお茶代は思った以上に高かったので、割り勘となりました。


割り勘となったことに不服はありません。
でも、到着したての頃に私に近づいた男性が後に無理に会ってくれていわれた挙句、見も知らない男性のお茶代を後日に奢るはめになるのでした。


さて、私のB社での初めてのパーティーを妨害した形となったお見合い相手ですが、2日後に彼から連絡がきました。


今度の日曜日に私が行ってみたいという大阪のある劇場に行こうというお誘いでした。


「あの時の別れ際に、お見合いは終了ということで・・・、と言いましたよね?」という言葉に相手は、『あんたもかよ?!僕が勤務先を変わった途端、みんな態度を変えやがって・・・。』


彼が勤務先を変わることは少し聞いていましたが、詳しいことは私は知りませんでした。
それよりも、相手の男らしくない態度が私には気に入らなかっただけでした。


企業によっては、ある年齢になれば出世する人以外は関連会社に行くことは聞いたことがあります。


その際には何か失態でもしないかぎり、激減な年収になる勤務先は紹介されないはずだと私は思い、お見合い相手に尋ねると・・・、


「僕はスポーツ観戦が好きだから、上司のいう事は無視して、自分で仕事先をみつけたんだけれど。年収が低くなってしまったんだ。そうしたら、突然にお見合い相手の女性たちに態度を変えられてしまったんだ!」というのです。


「そんな事情すら私は知りませんでした。たいいち一昨日会ったばかりの私が、そんな事情まで知りません。私はあなたの態度に失望しただけです。改めてお断りします!」


電話を切った後、私は思いました。
おそらく、彼はモテ男だと自身で思っていたのでしょう。


けれど、それって彼の年収も含まれていたのに、何故気づかなかったんだろう?


私は人柄が悪いから断ったのに、そんな私をいつ会ったかわからないほど、婚活ゲームに彼が邁進し、私がそんな彼にあったこと自体がバカバカしくなりました。


婚活は人間の嫌な面をみます。
仕事や普段の生活以外のことでみるのは、このときが初めてだったといえます。