母の笑顔
今朝、小さな封筒を見つけた。
なんだろう?と思ったら、闘病生活に入った、在りし日の母が無邪気な笑顔で写真におさまっていた。
病院の名前が入っていた封筒だから、きっとスタッフの誰かがくださったものだが、当時の私はろくに見ていなかったみたい・・・。
母が倒れるまでは、いつも多忙で疲れた顔がほとんどだったと思う。
笑っていても、いつも誰かがそばにいてるので、気をつかっていた母。
最後の入院生活は、きっと母にとって窮屈なものだったはずだ。
それでも、写真の母は幸せそうに笑っている。
写真を撮ってくださった日は、私は病院にいけなかったときだ。
入院患者が食堂で食べているさまに、母の満面の笑顔。
そういえば、こんな無邪気な母の笑顔を私は知らない。
そこに私がいなかったことに、今更ながら「ごめん」とつぶやいてしまった。
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