昭和の商売
た。
仲人に興味があるといわれるのですが、他の方なら仲人として仲間に勧誘されるのでしょうが、私はそんなことをしませんでした。
初対面の彼女にしたことは、電光石火のようにお見合いをくんだことです。
では、どのようにしたのか?
それは、お魚屋さん形式をしたのです。
もちろん、私は生鮮業をしたことはありません。
しかし、昔の魚屋さんは「奥さん!ちょうどよかった!!今、いきのいい魚が入ってきたんだ!」
とお客の私の母に向かって話しかけてこられたものでした。
母は、『せっかくだけれど、今夜は魚料理は考えていないから・・・また来るわ。」
というのです。
すると魚屋さんは「なに言ってんの奥さん!この魚は今が旬だから美味いし、何よりも安いよ!ええい、こっちが声掛けしたんだからイカを一杯おまけして、これで○○円にしとくよ!」
という魚屋の店主の提案に、母は嬉しそうに買い物をしていたものでした。
私も、昔の魚屋さんの店主にならってお見合いまでくむことができました。
もう月日は流れ、私の母も、魚屋の店主もこの世からいません。
けれど、文化は昭和の思い出と体験で令和の世もすすんでいくのでしょう。
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