長い婚活の末、会合で私と話すようになった彼と名刺交換をしたのは数年前のことでした。

知らぬ間に時が過ぎるような感覚とはいえ、一生を共にする伴侶を探す彼の一途さとは別に、なかなか巡り会う機会が得られませんでした。

とはいえ、彼の条件はよかったのですが・・・、会う方々と彼との距離は近づくことはなかったのです。

巷のコロナ感染情報が流れだした今年、彼にとっても試練となりました。

やっとお見合いができ、交際希望が成立しても、なかなか出会う機会が難しかったようです。

途中、弱音をはく彼にまったくといっていいほど冷たい態度で「考えながら前進！」という私を彼はどう考えていたでしょうか？

放置状態となった彼ですが、リモートの方法などのサポート体制は緩めないようにしていましたので、彼としても「考えながら前進」の意味は彼なりに消化してくれていたようです。

ここ最近のこと、あることがきっかけで彼は私のところに連絡してきました。

どうやら、私がB君に宛てたメールが、会員満了期間のお知らせだったのですが、間違って彼に送ってしまったようです。

婚活を継続するのに自信がないという彼、交際希望のあとの彼の行動をダイジェスト版で語ってもらいました。

結果、びっくりするほど草食系男子でした。（*0*)

食事は豪華なものをと考えていた彼でしたが、中身が抜けていました。

彼女の事が好きなのに、なかなか言えていませんでした。

お相手の彼女としては、なにかわからないけれど食事に一緒に行くんだ・・・？状態となっていました。

「ドボン（彼女にふられること）が怖い⁈　このまま何もしないと確実にふられるよ！今年中に問題を解決するべきだよ、頑張って!!」

仕事では頑張れる彼だけど、結婚したいと思った彼女の前ではタジタジのようだ。

彼女の担当の仲人さんと勝手に彼のサプライズプロポーズの日時を決定する。

あとは、彼が思いっきりの勇気を絞るだけ・・・。

彼のクリスマスベル、高らかに鳴る日を祈るばかり・・・。