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仮名の女9

仮名の女性が、またワンコールしてきた。
今度はどこで婚活パーティーをするのかと尋ねてきたが、私はそれには答えず友人や知人とカラオケをしに行くと伝えた。
彼女は、そこには男性が参加するのかと問うので、婚活の現役と卒業された人達もくるから、彼女の婚活には関係ない人達だといった。
仮名の女性は、絶対に参加したいと言い出した。
彼女はカラオケが趣味だから、絶対に参加したいというものだった。
それとは別に、彼女の友人にぜひ私を紹介したいというものだ。
彼女の話を聞いているうちに、以前の遅刻女性だということが分かった。
仮名の女性は、今度は自分が保障するし、友人が来なくても街にでてくると約束した。
しかし、仮名の女性は、「はじめからドタキャンすると思ったけれど、仕方ないわね。私も街にはいかないから・・・」と言い出した。
強引に日を私にあけさせておいて詫びる様子もない彼女に私はあきれた。
カラオケに行く当日、仮名の女性が欠席してもよいと私は思った。
けれど彼女は一番早くやってきた。
その日の彼女はおかしかった。
まるで、受付の仕事をしにきたかのように訪れる私の知人や友人に満面の笑みで、いちいち挨拶しだしたのだった。
カラオケはフルタイムということもあり、それにしてはリーズナブルな値段ですんだのだが、軽食やお菓子代が思った以上に加算でしまったことを会計をするときにわかった私だったが、今回はこれぐらいは仕方ないと思った。
私が会計のレシートを見ていると、仮名の女性は「大丈夫?」と心配してそうに言ってきた。
お金を使うのに極端に嫌がる彼女でも、少しは私の心配ぐらいはしてくれるのだろうか?と私は思った。
その後で友人のHさんが『この会費であれだけの軽食やお菓子をだしていたら、完全な赤字じゃないの?』と尋ねてくれた。
大丈夫だという私にHさんは、それなら少しでもたしになるからと、クレジットで支払うようにアドバイスをしてくれた。
私はHさんの言うとおりにクレジット支払いにし、みんなからもらった会費は封書にしまうことにした。
ふと見ると、仮名の女性はあちらからずっと私の方を見入っていた。
残ったお菓子は、先に早く帰った人以外で、私以外の人に持ち帰りをしてもらうことにしていた。
食が細いという仮名の女性は、用事があるから早く帰りたいといっていたが、何故か最後まで残り、お菓子類を誰よりも多く持ち帰ったのだった。
次の日の夜。
また彼女からワンコールの電話がなった。
結局、携帯電話がお金がかかるといいながら、彼女は引き続きもっていたのだった。
こんなやり方なら、絶対に彼女には基本料ぐらいしか支払わなくてもいいだろうが・・・、最近の彼女の態度が私は気がかりだった。
私が電話をすると、彼女は開口一番に怒鳴ってきた。
「なんであんなにカラオケ代が高いのよ!私は平日主婦たちでいったら3時間で780円だったわ。1500円もするなんて、おかしいじゃないの!!」といってきた。
カラオケの土日祝日の料金は違うという私に彼女は、
「どんだけ友人や知人がいるか知らないけれど、あんなの私があなたのように通信機器の手段を使ったら、もっと人が呼べるのよ。なんでもっと多くの男性参加者を募らないのよ!」と、彼女は声のテンションをあげた。
私は、彼女の怒りとは別に説明を続けた。
フリータイムなので、ボックスには6時間も滞在していたこと。
加えて、軽食やお菓子を出したので、むしろ赤字だともいった。
それでも彼女は引き下がろうとせず、「会費が高いのよ!お菓子類なんか私が食べないんだから、ださなかったらいいじゃない⁈それよりも片道でいいから私の交通費をだしなさいよ!」と言い出した。
もう私は彼女に対して、あきれたという感情が通り越していた。
『誰よりも、多くお菓子類を持って帰ったのはあなだでしょう?なんであなたの交通費を私が支払わなければいけないのよ!』とだけ言って、わざと大きくため息をついた。
実際、こんな姑息な話をする女性だと思わなかった。
お金に汚いというより、彼女の場合はこうなればお金の奴隷だなと思うと、私は落胆したのだった。
なによりも仮名の女性はが許せないのは、誰かが見ているところではニコニコしていたが、お金のことになると本性がでたことだ。
本性がでた彼女は、私の友人や知人たちの悪口を電話で私に言いまくった。
そして、彼女自身の本音をいった後で私に、
「説明してもらって、わかったわ。これからもいろいろ誘ってね♪」といつもの彼女の口調に戻って私にいった。
私は彼女に言いたいことはたくさんあったが、自己都合でしか動かない人間のあさましさ、それは彼女に他ならないと感じた。
『もう、(電話を)かけることはない!』と私は電話を切った。
後に、わかったのが。
仮名の女性は「貧乏な未亡人」として、裕福そうな男性に近づいては物品をねだるということをやっていたそうだ。
【おねだり交際したいから、異性を探しているんだよ。あの人(仮名の女性)は婚活に見せかけているだけさ。】と彼女の知人だったという人はいう。
どちらにしても、もう私にはかかわりがない。
またどこかで同じことを、上品そうな女性を演じながら、誰かにまとわりつくんだろうなあ・・・と思うだけだった。