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洋服2



ある男性会員が浮かぬ顔をする。


「あれなら・・・家の支出は抑えられるでしょうね・・・。




憔悴しきった感じと、吐露する言葉が違う。


自分が稼いだお金を配偶者に渡す・・・、共働きと専業主婦ではだいぶ環境は違うけれど・・・。


ケチといわれる男性ならば願ってもない女性だろうが、彼は違う。


ある程度の年収を持つ彼は、それなりの役職があるため対外的な対応を気にするほうだ。




つまり経済的に、どちらかと言えば余裕がある。




彼の令夫人となる女性なら、おそらく華美な服の数枚ぐらいはいるものと想像できる。



そういう点で、お見合いした女性はちょっとだけラッキーガールのはずだ。


何事にも合理的な彼は、仲人である私に会うだけでも、なかなかの接待をしてくれる。


そして、決してやりすぎたという印象がなく、それでいてマナーは心得ている。




こんな男性が何故、この年齢まで結婚できなかったのか?と最初に思った私だけれど、人さまざまな理由がある。




彼より、かなり年下の女性は、「服ならたくさんあるから要らない。」というそうだ。


他人の財布を見て、利用してやろうとする女性からすれば、なんと正当な考え方だと思うけれど、それにも限度がある。




ほぼ昭和の年季の入った服だと、私は彼の説明から感じた。


つまりは、見合い相手の女性のセンスの悪さに彼から服の購入を申し入れたらしい・・・。




服のセンスが悪いなら、アレンジを教えればよいと私は思ったが、アレンジを考える人物ではなさそうだ。




3回目のデート


彼はその日に私に報告をしてきた。


お見合い相手は、彼に好意があるからと告白したそうだ。


この展開は、普通なら婚活が終わる合図であっただろう。




しかし、彼は「交際終了」を私に告げてきた。


頑なに、彼の服購入の申し出を断った末の結末だった。




服だけ購入してもらえればラッキーな話ではない。


お見合い相手の女性の食べ物の好み、生活習慣は、彼のこれからの生活にとって、大変な疾患を誘いそうなことを予期したようだ。




食事の好みも偏っているのか・・・。


そのうえ、他人には痛烈な批判をするらしい。


批判にさらされた人を私は知っていた。


私の知る限りでは、とても優秀で、気が利くやさしい人物だ。


そんな人物さえも、批判するのか?とあきれてしまう。




彼の決断を確認しながら、先方の立場はお見合い対象者から外した。




ほどなく、彼女は全体のお見合いリストからも消えてしまっていた。