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ハッピーウイングは婚活に悩む方だけでなく、日常のブログとしても反映させていただきたいと思っています。

教えてはいけない⁈

婚活と一言でいっても、その中身は決して良いことばかり、悪いことばかりだけということはありません。


一般にいわれている40代後半の女性の成婚率は残念ながら10%~20%の確率しかありません。


そんな中、このわずかな確率の中で、婚活を卒業(成婚)された人がいます。


今回は、この女性の場合をフォーカスすることにします。


彼女の名前はABさんとしますね。


ある日のお昼、友人と私は食事をした帰りに、デパートにいってウインドウショッピングをしようということになりました。


春に着る洋服でてきとうに気に入るものがあれば購入するつもりでしたが、あいにく探せないままデパ地下で買い物をして、そのまま喫茶店でお茶をすることになりました。


背後に聞き覚えのある声がしたので、振り返ると知人のAさんが他の方とお話をされていました。


『あらっ!』と私が振り返ったのを見たAさんと私はお互いに
「お久しぶりです。お元気そうで・・・、ではまた。」とあいさつもそこそこにお互いの席にもどりました。


先に喫茶店に入店されていたのか、すぐにAさんたちは『じゃ、またね。』と私にいって去っていかれました。


そんなことのあった2日後、Aさんから私のほうに連絡がきました。


『この間はどうも・・・、今、いいかしら?・・・』とAさんは私に話しだしました。
『あそこであったのも何かの縁かもしれない。そう思うとあなたに頼むのが一番じゃないかと思うのよ。実は・・・』


Aさんは、一人の女性を私に世話してほしいといわれるのです。
『それでね。彼女には話をしてあるから、一度彼女のところに電話してほしいんだけど・・・いいかな?』といわれたので、Aさんのお知り合いなら喜んでと私は返事をしました。


数日後、先方が希望する日時に私から電話でABさんに連絡すると、彼女は快く応答してくれました。


ABさんの話を聞くと、彼女の勤務先と私の所は近距離だということで、彼女は入会のために私のところにやってきました。


目の大きな、とてもスタイルのよいABさんでしたので、彼女の20代、30代のときは、どれほどモテたんだろうと私は考えていました。


しかし、どんなに風貌がよくても女性にとっては年齢は過酷です。


まるで洋服売り場にある洋服のように、年齢は値段と同じ価値観に思われてしまいます。
もしかしたら、かなりキツイ婚活かもしれないと、その時の私は思いました。


それから一カ月後には・・・。
「キツイ・・・。」
『疲れます~。』
そんな言葉を私とABさんが交わすようになっていました。


私の不安は見事にはずれ、ABさんはさまざまな男性からお申し込みが多くきていました。


一日に2回のお見合いなんてあたりまえで、一日に3回のお見合いとなった当日は、彼女は体調を少し崩したのか、風邪気味となっていました。


ABさんは、とても働き者で将来設計もちゃんと考えていた人でした。
だからこそ、残りの人生は一人は嫌だと思ったそうです。


こんなモテる女性なら成婚も早いと私は思ったのですが、世の中はそんなにあまくはありませんでした。


それでも彼女は婚活をあきらめずに、あくまでも前向きに活動してくれました。
ある日、私が婚活パーティーがあるから参加してみないかと提案すると、彼女は『パーティー・・・、行ってみたかったんです。』と嬉しそうに参加を快諾してくれました。


そのパ-ティーの中に、HBさんが参加していました。


私は彼をみたのが2回目でした。
前回にみたときは、1年半前でした。


純朴な男性・・・、それが当時のHBさんの印象でした。


しかし私とABさんの前に現れたHBさんは、まるで別人でした。


そんなHBさんを始めてみたABさんは、彼のことを好印象に感じたのか、『HBさんともう少しお話がしたい。。。』といいだしたのです。


しかも、2人きりではなく私も立ち会って欲しいということで、HBさんの仲人さんにそのことを告げると、【私はこれからまだ用事があるので、3人で・・・お願いします。】ということで、喫茶店にいくことになりました。


HBさんは、よくしゃべりました。
前回のおしゃべり下手だったころのHBさんの片鱗を感じることがありませんでした。


途中で一度だけ、私は席をはずしたのですがこれが後にちょっとした事件となりました。


ほぼ1か月後の元旦。


突然にABさんから連絡が私のところに入りました。
「どうしたの?」と問う私にABさんがいうには
『今、HBさんが私の家の前に来ているんです・・・しかも、突然に!どうしましょうか?』とABさんはうろたえるように私にいうのです。


「なんで、あなたの住所をHBさんが知っているの?第一、こんな日に突然来るなんて不謹慎じゃないの?!私が今からいこうか?」


というとABさんが、
『実は、まだ交際じゃないから相手に私の住所を教えてはいけないといわれていたので教えるつもりはなかったんですけれど・・・、HBさんがどうしても教えて欲しいといわれたので・・・。』とABさんが私にいうので、


「あれほど言ったのに・・・lまさか自分の住所を教えるなんて・・・、
あなたの家のチャイムを相手が鳴らしても、あなたはまだ応答していないのよね?
だったら、留守を装って追い返しといたがいいよ。電話もでゃダメよ。」と彼女にいいました。


元旦早々、他人の家に突然訪問するなんて、HBさんという人はどんな無礼な人間だろうかと私は思いました。


後日、ABさんがいうにはあれから私が言うとおりにでなかったので、HBさんはショートメールで連絡してきたそうです。


(元旦は一人で寂しいので、おせち料理をごちそうになりにきたんですが、お留守なら仕方ありません)と・・・。
ものすごく年齢を重ねたはずのHBという男性、いったいどんな育ち方をしたら、こんな厚かましい考えができるのだろうか?


・・・にしても、彼女も大人の女性なのに・・・。
以後、彼女はこんな失敗はしなくなりました。


それから月日が流れ・・・・


ABさんが婚活して3年半の秋、彼女を物凄く気に入ってアタックした男性と婚約することを彼女は報告しに私のところにきてくれました。


彼女の左手の薬指に輝く婚約指輪をみた私は、心の中で「めちゃ高そうな指輪・・・。」と思っていました。
(やはり、女性は男性に想われてこそということなんだ・・・、)あらためて私は思っていました。


そんな私の心の内を察するように、ABさんは微笑んで私のところから卒業されていきました。