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ハッピーウイングは婚活に悩む方だけでなく、日常のブログとしても反映させていただきたいと思っています。

2018年11月のブログ記事

  • 悲しい思い出22

    病院内で、いろいろな人達との接触をしてきたが、キラー先生がやってきてからの母は充実した日々だったのではないかと私は思った。 実は母は若い時に猛勉強をして医大に入学した経歴をもっていた。 残念ながら、卒業はしていない。 母が入学したいと思った動機は、高校の家庭科でドーナツを作るという授業の中で、クラ... 続きをみる

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  • 悲しい思い出21

    ルンルン先生はその後、経過を見ながらではあったが母の外出を検査のない日は積極的に許してくれるようになった。 病院食が嫌な母は、毎回焼き肉を食べたがるのであったが、そんな母でも嫌いな牛レバーを摂ることは忘れなかった。 穏やかな日々が続いたある日の午後、ルンルン先生は病室にお別れに来られた。 「次の先... 続きをみる

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  • 悲しい思い出20

    ルンルン先生が病室からいなくなると、私たち親子はしばらく唖然としていた。 その当時の私達にとって、少しばかりの数値の上下は今までにもあったことで、血液の数値が上がるときはわずかであっても、下がるときの降下に問題があるとずっと教えられてきたので、少しばかり数値が上がったらなにがあるのかさえ推測するこ... 続きをみる

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  • 悲しい思い出19

    『数値・・・、そんなに糖尿病の数値が上がっているのですか⁈」私はルンルン先生の質問なのだと思い、ものすごく慌てだした。 そんな私の様子を見たルンルン先生は、私に糖尿病の話ではないと言い、落ち着くようにと言われた。 「違うのです!落ち着いて聞いてください。実は血液成分の数値が上がったのです。この病気... 続きをみる

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  • 悲しい思い出18

    ある日のこと、ドカドカっという廊下を走る音が響いた。 まだ旧病棟だった廊下は若いルンルン先生の走る音が響いてしまっていた。 こんなところを死神先生に見られたら、ルンルン先生が怒られていたに違いなかったが・・・。 息をはずませて母の病室になだれ込むように入ってきたルンルン先生を見た母は、思わず頭から... 続きをみる

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  • 思い出~病院での出来事~17

    そのたびに、焼き肉店での食事が常となりつつあった。 けれど、そんな日々はすぐに終わった。 ある日の午後、主任先生である死神先生が母のところにやってきた。 いつも母は、その先生が来ると子供のように怖がった。 この日も、数値の悪化のために外出禁止を言いにこられたのだった。 されから更に数日後のこと、や... 続きをみる

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  • 悲しい思い出16

    今にして思えば、この時の母は姉弟の顔を見たことで「生きたい!」というスイッチが入って、食べ物の要求と変わっていったのかも知れなかった。 私は急ぎ、ルンルン先生たちがいる病院へと連絡をした。 夕方には帰るはずの母であったので、病院では夕食の準備があるためだった。 けれど、この時間ではもう間に合わない... 続きをみる

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  • 悲しい思い出15

    私達の介添えで実家に上がり込んだ母は、叔父夫婦をあとにして祖父母の仏壇へと向かった。 叔母が椅子を用意してくれると、母はどっかりと座り込んだ。 「よくこれたね、何時に帰るの?」 という叔父の言葉を聞いた母は、ホッとした表情となった。 私は、叔父夫婦にお弁当を運んできてもらった礼を言った。 本当は母... 続きをみる

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  • 悲しい思い出14

    私は、外を食い入るように見つめている母に何処へ行きたいかを尋ねた。 母は、自分の姉弟のところへ連れて行ったくれと私たちに言った。 先に行ったのは、叔父の家だった。 母は、ゆっくりと私達の介添えで叔父の家に入った。 叔父の家とはいえ、母の実家である。 しかし、母は家庭のある叔父夫婦には遠慮をしないの... 続きをみる

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  • 悲しい思い出13

    お正月の3日になると、母は自分の身体をおこしてくれと私にせがんだ。 着替えると、今日のお薬を持ってきた看護師さんの話がわずらわしそうに聞いていた。 結局、聞いていないだろうからと看護師さんは私に覚えてほしいと言ってこられた。 車いすを病室に運んだ私は、母を車いすに乗せて動かそうとしたが・・・、実は... 続きをみる

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  • 悲しい思い出12

    病院からもらった薬を勝手に調合する日が始まった。 最初は恐々に薬を減らしていった私だが、1、2週間が過ぎるとだんだんと大胆に減らすようになっていた。 検査の結果が薬を減らすことで劇的に悪くなり、もう一度母を諭して、ちゃんと薬を服用させるというのが途中からの私の計画であったが、 薬を少ししか服用しな... 続きをみる

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  • 悲しい思い出11

    自宅に帰った私は自分の部屋でテレビを見ていた。 テレビのCMをみながら、母の事を考えていた。 自分で注射器を打つのを嫌がった母だけれど、母が16歳のときに学校の家庭かの授業でドーナツを揚げていた際に、油がはねたことで顔面を大やけどしたことがあったそうだ。 そのとき、母と他2人の3人が大やけどを負っ... 続きをみる

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  • 悲しい思い出10

    次の日から、母は私が来るのを以前よりも増して心待ちするようになった。 それと同時に、看護師さんたちも私が母の病室に行くためにナースセンターの前を通ると、声をかけてくるようになった。 慣れない糖尿病の対処方法を彼女たちは私に教えようとしてくれていたのだった。 薬とインスリン注射の打ち方は、ルンルン先... 続きをみる

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  • 悲しい思い出9

    次の日、私は昼頃に父と交代した。 父は母が入院してから、なんだかご機嫌だった。 朝から夜遅くまで働きづめだった母とは、ゆっくりと話ができてはいなかったらしく、それに近頃では病院の道すがらにあるあちらこちらの喫茶店でモーニングを楽しむという趣味が出来つつあったようだ。 けれど、母の容態が悪くなるにつ... 続きをみる

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  • 悲しい思い出8

    貧血にとって栄養のあるものを摂らなければならないといのに、母はステロイドの薬の作用で糖尿病になってしまいカロリー計算を強いられる生活をしなければならなくなった。 ステロイド薬の副作用はそればかりではなく、母の顔がパンパンに丸くなり私たち家族にも口数が少なくなってふさぎ気味の状態となってしまった。 ... 続きをみる

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  • 悲しい思い出7

    それからも母の病態は悪くなり、ついに血小板は4を切ってしまっていた。 結局は、母は輸血することになった。 「先生方、本当に私は吐血しないでしょうね⁉」と母は何度も死神先生とルンルン先生に念を押していた。 みんなが緊張する中で、ルンルン先生が母の腕に針をさした・・・!! けれど、静脈の細い母にルンル... 続きをみる

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  • 悲しい思い出6

    翌日、病院の母がいる個室の部屋に私が訪れると、母が不機嫌な顔をしていた。 「もう、今度の女医さんときたら時間どおりにきてくれないから朝食が思うように摂れない!」 と私に不満を言った。 今度の研修医も女医さんであったが、母は時間にズレがちな女医さんだからとあだ名をつけだしていた。 人呼んで”ルンルン... 続きをみる

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  • 悲しい思い出5

    私は研修医の彼女の背中に向けて言った。 「先生!生存率が15%なら私はそれに賭けるしかありません。 母は私にとって大事な家族だから、見捨てられません。 先生が私の立場なら同じことをされるでしょう? 母のことをお願いします!!」 私は研修医の彼女に懇願した。 唯一、効果があるという薬・・・ステロイド... 続きをみる

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  • 悲しい思い出4

    「どうしましょうか?困ったわ・・・。」 看護師主任は私につぶやくように言った。 病院の廊下は適温で保たれているとはいえ、人が往来するところで安静が必要な母には不適切な場所であるには違いなかった。 「こうなったら、他の科に空きのベッドがないか問い合わせないと無理みたい・・・。」 そう言って私の前から... 続きをみる

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  • 悲しい思い出3

    私は先ほどまで口喧嘩をした医師をにらんでいた。 医師はシラ~っとした顔をした。 そんな医師を私は気にしている暇がなかった。 看護師主任と私は、どうすればよいか話し合わなければならなかった。 実は病室のが空いていなかった。 ようやく2人部屋の一つが空いていたことを思い出した看護師主任は、私たちを案内... 続きをみる

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  • 悲しい思い出2

    119番できた救急車の中では、テキパキとした方法で救命士の方が母の病状を和らげようと苦労して頂いていた。 「病院はどこに通っていられましたか?」救命士さんの問いかけに、 『K病院です。先ほど電話していますので・・・。』と私は応えた。 K病院は大きな総合病院で、いつも母と通院していたので、母のカルテ... 続きをみる

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  • 突然の縁!

    「どうか、お手をあげてください。 そして、ご安心ください。 私が全力でお探し申し上げます!」 半年前の出来事だった。 今から1年前に上品な80過ぎの女性が私のところにこられた。 「結婚相談所」その中から私のところを選んでこられたという。 私はその日、その女性の電話をひやかし電話だと思っていた。 し... 続きをみる

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  • 悲しい思い出1

    いつも、救急車が走ってくるたびに中はどうなっているのだろうか?と遠くから見つめていた。 10年前のある日、数か月から容態が悪くなった母はここ数日食事すらも受け付けずにいた。 私は毎日のように通院を母と一緒にしたが、原因がわからないままとなっていた。 ついに食事は受け付けずジュースのみの日々となった... 続きをみる

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  • 羨望の目

    昨日は久しぶりのお出かけ?となった。 いや、正確にいえば単なる外出となる。 久しぶりに京都に帰ってきたA子さんと夕食を共にした。 相変わらず旦那さんのヤキモチが止まらないらしく、彼女はそんな旦那さんが嫌になるという。 私はせっかくなのだから少しはゆっくりしたいと思うが、A子さんは旦那さんが待ってい... 続きをみる

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  • すれ違いの街2

    どうしたらいいですか?」彼女は先ほどからそんな言葉を繰り返しながら、ようやくペンを持った。 他所での結婚相談所で大金を投じたという彼女、お見合いの会員期間が過ぎる前から他所のところから再勧誘をされていたという。 「お見合いの相手はおじさんばかりで、自分の年齢に近い人とはお見合いが組めないから・・・... 続きをみる

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  • すれ違いの街

    大阪・梅田・・・。 この街に通いだして何年になるだろうか? 「大阪には縁がない・・・。」そう嘆いていた母を思い出す。 幼き日、小学校から帰っても母がいない日々を過ごしていた。 その頃の母は必死だったはずだ。 「女が仕事をするのか?」という陰口を横目に着物をきて販売に奔走していた。 従業員が100人... 続きをみる

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  • ご気楽仲人♪

    土日祝日、今日も明日もお見合いがあります。 本日のお見合いは大阪、けれど私は立ち会いません。 女性側の仲人が立ち会ってくださいますので、私は待機中です。 そう、私は本日のお見合いには女性会員はいないのです。 男性会員は女性会員の仲人さんが希望する場所に行くのが慣例となっています。 だから、男性会員... 続きをみる

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  • 真夜中のメール

    電話の内容が「ホームページから見ました。SEO対策しませんか?」とか、「ガスと電気の基本料金が無料で、毎月の支払いがお得になります。」とか「○○郵便局さん!荷物届いてないよ?!」などなど、しまいにはホームページ見ているのに「インターネットをつなぎませんか?」・・・って、訳のわからない用件。 昨夜は... 続きをみる

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  • ハロインの夜

    昨日は刃ロインだった。 ハロインとばかりに隣人の知人は道でお菓子を夕方から配りだしていた。 大人がいきなりの便乗でもらってしまった^^; フランス人の親子が家の前に通り過ぎようとしたとき、隣人の知人の彼はお菓子を渡そうとした。 「ノン!」と拒絶されたようだ。 フランスではハロインはないようだから、... 続きをみる

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