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悲しい思い出1

いつも、救急車が走ってくるたびに中はどうなっているのだろうか?と遠くから見つめていた。


10年前のある日、数か月から容態が悪くなった母はここ数日食事すらも受け付けずにいた。
私は毎日のように通院を母と一緒にしたが、原因がわからないままとなっていた。


ついに食事は受け付けずジュースのみの日々となったある日、母はジュースすらも受け付けなくなり、倒れてしまった。


弟を呼び、救急車を呼んでもらった。


冬の寒い玄関口は外気が入るというのに、母はそこで崩れるように転んでしまった。


もはや、私一人では介助できず弟といえども無理の状態だった。


目を離せない私の代わりに、救急車がくるまでと奥から布団を数枚持ってきて、母の身体をぐるぐる巻きにしてくれた。


救急車がきた。


私は前もって病院にかけていたので、救命士の方に伝えた。


救急車・・・、はじめて中をちゃんとみた。


家族の介添えは一人しか乗ることはできなかった。


救急車が出ていく頃、車両から外を見ると弟がなすすべもなく、たたずんでいた。