天敵
本来、「仲人」というのは余裕のある方で世話好きの方の趣味の範囲であったはずです。
もしくは職業、例えば家具屋さんや呉服屋さんのように、ご自宅まで届けたり、家人と話す機会が多い人達の片手間のようなものでした。
しかし、現在では「仲人」が職業になってきました。
「個人情報保護法」が制定された頃から、本来の仲人は消えたと言ってもよいと言えます。
私の母は世話好きな人でした。
いくつものご縁の要の役をしてきた人でしたが、その反面苦労の絶えない人生を送りました。
そんな母の後ろ姿を見てきた私は、(仲人なんてするものじゃない!)と思っていました。
運命は皮肉なものです。
そんな私を仲人業にいく事件が起こりました。
かくして、仲人業を営む者となった私ですが、ここでとんでもない人物に出会います。
自分の事を「素敵で大事で偉い存在」と思っているバツイチ女性仲人です。
彼女は、後から登録してくる仲人に対して「後輩いじめ」を平気でする人でした。
つまり、相手の欠点や失敗は許さない人でした。
そんな彼女がある日、失敗をしたのです。
それは何かといえば、担当している会員が直にお相手に「お断り」を告げるというマナー違反でした。
前回のときは私を叱責した彼女ですが、私は誠心誠意彼女に謝ったものでしたが許してくれませんでした。
今度は彼女の失敗となりました。
けれど彼女は謝るどころか、知らん顔を決めようとしました。
そのことに意見をいった私を生意気だとばかりに電話で叱責してきました。
(彼女の知人の話によると、彼女と私は殆ど同期だったそうですが、先輩仲人の引退のあとに継いだため、彼女が先輩となっているようです。)
そんな訳のわからない話はないと反論した私に「用事があるから、これ以上の時間は夕方にする!首を洗って待っていろ!」という捨て台詞をはかれて電話をきられました。
そんなことを言った人は何を考えていったのかわかりません。
しかし言われたほうの私としては、精神的な恐怖となってしまいました。
結局、彼女と私は話し合いをしましたが、水と油です。
「なんで、会員の責任を私がしなあかんの?」そういって、彼女は私に謝らずにいかれました。
後で聞けば、他の仲人さんたちの中には彼女の「いびり」に泣いた人もおられたようです。
去年から彼女の活動を知る機会はなくなりました。
彼女は他の仲人が集まるところに鞍替えされていました。
他人をいじめたら、結局は自己に帰ってくるということを学習されることなく「親切そうな顔」をした仲人を続けておられます。
人はいろいろな考え方を持っています。
自己中心型の彼女だからこそ、人の評価もきびしい。
そんな厳しい評価が欲しい方もおられるのかも知れません。
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