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悲しい思い出16

今にして思えば、この時の母は姉弟の顔を見たことで「生きたい!」というスイッチが入って、食べ物の要求と変わっていったのかも知れなかった。


私は急ぎ、ルンルン先生たちがいる病院へと連絡をした。


夕方には帰るはずの母であったので、病院では夕食の準備があるためだった。
けれど、この時間ではもう間に合わないということもあったが一応連絡をすることにしたのだった。


この頃の焼き肉店は現在のようにチェーン化もされていないため、昼、夕方とものすごく混んでいた。
私達は、中途半端な時間であったため、わりと簡単に座席に案内された。


久しぶりの外食であった母だが、食欲はすすまなかった。
それでも、母は嫌いなレバーを注文すると2、3、切れ食べた後、好きな牛ロースを口に運んでは嬉しそうにほほ笑んだ。


病院に帰った母は早速に採血が待っていた。
私はルンルン先生に母が食べた食事内容を話した。


翌日、私がルンルン先生に会う頃には、母とルンルン先生は楽し気に会話をしていた。


ルンルン先生は、私を見つけると「昨夜の数値がよかったので、外出を続けることにしましょう。」と言ってくれたのだった。