仮名の女 2
婚活パーティーが始まる一カ月以上前から、仮名の女性はいつパーティーが開催されるのかと尋ねてきた。
そのパーティーに参加したいという友人も誘っていいのかという質問に、私は快くOKだといった。
それから数日後のある土曜日のこと。
仮名の女性が住む近所の主婦グループたちと、私の近くまでくると連絡してきた。
そ仮名の女性の友人が、パーティー当日までに一度会いたいということだった。
けれど私は、「他の目的で来られる、しかも皆さんとご一緒なら、私がきたことで邪魔になりませんか?」と尋ねたが少しの間でいいからといわれた。
そんなことがあってから、仮名の女性も私のところに連絡してきたj。
まもなく、その女性の友人のパーティー参加費が私のところまで振り込まれてきた。
そして、約束の当日。
私はどうしようかと考えていた。
その女性の指定する場所に早めに到着して待っていたが、約束の時間から40分も過ぎていても、彼女らが現れなかったからだ。
それまでに何度も連絡しても、その女性はでなかった。
約束の時間から1時間たてば、その店をでようと決心した後に、彼女たちのグループがようやく到着した。
その喫茶室は、とあるビルのテナントだったが彼女たちは入口に座った。
私はその女性に、「それで、どなたが次回の参加者なんですか?」とその女性に問うと。
『ごめんなさい、まだ彼女はこちらに到着してなくて・・・、遅れているんです。』と私に応えた。
「いえ、約束が違います!私、これで失礼します。」と、その女性にいったが、彼女は私が出入り口に近い会計に行こうとすると、邪魔をするかのように『もう少しだから・・・』と繰り返して私にいった。
約束の時間から2時間半後にようやく表れた女性は、にこにことした表情で現れたが、自分たちのグループに座った。
私はそんな彼女たちの様子をみながら、出入り口の会計に向かった。
その様子をみて慌てたきたのは、仮名の女性だった。
『あの、友人にはあいさつにいくように言うので・・・。』という、その女性に私は、
「ほら、あなたと私が話をしていても知らん顔しているじゃない?あの女性・・・。とにかく帰らせていただきます!」
そういって私は後も見ないで、会計をして帰った。
3時間以上も一人きりで喫茶室にいた。
もうコーヒー2杯、ジュース1杯でお腹の中がチャプンチャプンになったが、トイレにはその階は利用せず、違う階へと私は急いでいった。
私としては、こんなに待たされたのは初めてだった。
後日、仮名の女性から連絡がはいった。
「ごめんなさい、友人が参加したくなくなったというので・・・、キャンセルでお願いします。」と・・・、
「パーティー当日なので、以前にも言いましたがキャンセル料金は発生するんですが、用事もないのに気分がそうだとおっしゃるのですね?わかりました、では次回からはその女性の参加は受付しませんので、よろしくお願いします。」と私は電話を切った。
バツイチでも子供がいるというが約束事も守れない女性なら、こんなこともする可能性もあったが、彼女の参加枠を無断で抹消することもできなかったので、本当にキャンセル料金は発生してしまっていた。
婚活パーティーが終わった数日後、仮名の女性から、また電話がはいった。
『あの、結局は私の友人はパーティーに参加しなかったんですよね?あの参加費を振り込んだのは私なんです。。返金をお願いできませんか?』といってきたのだった。
「再三いってきましたが、お申込み前もそれからあとも何度もご注意してましたよね?」と仮名の女性に私はいった。
彼女はようやく「わかりました。」といった。
本当に人の話がわかっているのだろうか?と思った。
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